2007.05.29
デザインのある暮らし
[ wegner展の趣旨 ]

座る
名作椅子と呼ばれる椅子は古今東西たくさんあります。
古代文明の椅子から、ショウウィンドウにきらめくセンセーショナルな椅子まで、
人類は何千年も椅子を作り続けてきました。
暮らしのなかで「座る」ということほど大切なことはありません。
朝、起き上がってベッドに座る。食膳の前に座る。トイレに座る。電車で座る。
(もっとも朝夕は立ってる人が多いかな。でもみんな座りたい。)
運転席に座る。オフィスの机の前に座る。座る、座る、座る・・。
人は次に座るところに行くために動いているのかもしれませんね。
座る時間はとても大切な時間。
デザインのよい椅子は私たちの目を楽しませるばかりでなく、
やさしく体を支えて、からだもこころも和ませます。
毎日毎日大切な一日です。いつもいい椅子に座わりたい。

ハンス・J・ウェグナー
椅子に生涯を捧げたようなデザイナーが今年の1月に亡くなりました。
北欧デンマークのハンス・J・ウェグナーです。
彼は生涯で500脚以上の椅子をデザインしたと言われ、
紙面をにぎわせる有名なものだけでも100脚をこえます。
彼のデザインは見た目にとても端整であるばかりでなく、
とても座り心地のよいものばかりです。風合いも心地よく、
私たちをいろいろ楽しませてくれるのです。
ザ・チェア。背から腕へ延びる曲線のなんと美しいことでしょう。
暖炉の前でベアチェアの可愛らしい腕に手を乗せて、後ろから
包み込むような背に体をあずけるときの心地よさといったら・・。

暮らしの基本
心地よい家のなかで、心地よい椅子に座り、
おいしいコーヒーを飲んでひとときを過ごす。
そんな暮らしの基本のようなことを、
ウェグナーをきっかけに見直してもらえたら、
デザインのある暮らしを感じていただけたら、
こんなに嬉しいことはありません。
さぁ、哲学堂でウェグナーに座ってみてください。

デザインのある暮らし
私たちTDAのメンバーはいつもデザインという視点でまわりを見つめています。
「いいデザインはないかな?どうしたらいいデザインになるかな?」って。
みなさん、ちょっとまわりを見回してみてください。
私たちはデザインされたものの中で暮らしていることに気がつくと思います。
いろいろなデザインが私たちの暮らしを彩っています。
つい楽しくなってしまうもの、なかなか使いやすいもの、
こころが和らぐもの、見ているだけでワクワクするもの、
いいデザインは毎日の暮らしをとても豊かにしてくれますね。
私たちの生活のすぐそばにあるデザインにすこし目をむけると、
楽しいことがたくさん見えてきます。高崎デザイナーズアクトは、
私たちデザイナーの視点から見た新しいデザインの世界へのお誘いです。
・・・たとえばね、
上の写真はデンマークを旅行したときにみつけたデザイン。
コペンハーゲンのコンセントです。デンマークのコンセントって、
どれもみんなニコニコしてます。デンマーク人はスマイルに
かこまれて暮らしているんですね。 いいデザインでしょ。
